第3回（1972）大会

第3回（1972）昭和47年12月24日

佐々木（神戸製鋼所）カムバック　足の故障に耐え初栄冠

第3回防府読売マラソン大会は24日正午、山口県防府市右田中学校前をスタート、佐波郡徳地町小古祖で折り返す42.195㌔の公認防府マラソンコースで行われ、招待選手の佐々木精一郎（神戸製鋼所）が初優勝した。
出場選手は佐々木、上原敏彦（東洋ベアリング）、田辺勝美（宇部興産）の3人を含む85人。大会記録（第1回・上原2時間15分49秒）にせまる好記録が期待されたが、前半7、8㍍の向かい風にわざわいされ、予想外に記録がのびず、折り返し点を通過後、ピッチをあげたベテラン佐々木がスタートから先行していた田中勝芳（鐘紡）を24㌔付近でかわしてトップに立ち、左足の故障に悩みながらも力走、2時間20分47秒でゴールインした。佐々木は昨年の国際マラソン（40位）以来、一年ぶりのレースで、再起のきっかけをつかんだ。完走者は49人。

順位	氏名	所属	タイム
1	佐々木精一郎	神戸製鋼所	2時間20分47秒
2	酒見勝喜	鐘紡	2時間21分19秒
3	内田幸二	ヤクルト本社	2時間22分58秒
4	上原敏彦	東洋ベアリング	2時間23分13秒
5	関久雄	鐘紡	2時間23分49秒
6	田辺勝美	宇部興産	2時間24分30秒
7	南雲繁己	東洋ベアリング	2時間26分15秒
8	畠山平二郎	鐘紡	2時間26分47秒
9	西田恭滋	日新製鋼周南	2時間27分04秒
10	浜本輝男	協和発酵防府	2時間27分11秒